仕事人という芸人
子供の頃はあんなにも一瞬ごとが楽しかったのはなんだったんだろうと。
小学校の時、学校の昼休みの20分に校庭に一目散に飛び出してボールを追いかけまくるような、楽しむことの天才だった時期が子供時代だったんじゃないかと思う。
年を重ねるにつれて、あの楽しい瞬間に没頭できる時間というのが段々と薄れてきている気がして、日々の無気力感と闘う日常へといつの間にか進化を遂げていました。
ぼくたちが今真面目そうな顔をして、真面目そうな人たちと、真面目そうに話をして働いてお給料を貰って生活をしている現状を社会人になった、あるいは大人になったと言われるそうです。
これもお互い真面目な顔をしてやってますが、ある意味で仕事人というお笑いを永遠にやっているような感じもあります。
仕事人という側面から、たまにドキュメンタリーの主役をやってみたり、芸人になったり、怠け者になったりと、割と俳優の才能がみんなに備わっているようにも思えます。
ただこれも何となく別にそんなにまじめにやらなくてもいいんじゃないかと思うことがあります。
仕事の中身自体はしっかりとこなしながら、大人だからこそお互いが子供のように、今を楽しむことに没頭できるくらいの純粋さをどう取り戻せるか、が大事な気がしています。
ただ今の大人な世界では、大きい子供を演じてしまうと、怒られたり真面目な顔をした芸人たちの力で追放されたりしてしまうので、皆さんの顔色を伺いながらちょくちょく顔芸をしていきたいなと思います。